凍害とうがいから我が家を守る!札幌の外壁がひび割れる原因と対策【2026年最新】

「外壁の一部がポロポロと崩れて、中の建材が見えてきている……」

「冬が明けたばかりなのに、お家の壁にいつの間にか深いひび割れが増えている……」

札幌をはじめとする北海道の戸建て住宅にお住まいで、このような外壁の異変に気づいた方、それは単なる経年劣化ではなく、雪国特有の恐ろしい現象「凍害(とうがい)」が原因かもしれません。

結論からお伝えすると、凍害は放置すると外壁材を内側から完全に破壊し、数年で外壁の全面張り替え(数百万円の出費)が必要になる非常に危険な症状です。しかし、正しい原因を知り、初期段階で適切な雪国仕様の対策を行えば、費用を最小限に抑えてお家を長持ちさせることができます。

この記事では、札幌の厳しい冬が外壁に与える影響と、凍害が起きるメカニズム、そして我が家を凍害から守るためのプロの対策について分かりやすく解説します。


📌 本記事のアジェンダ(目次)

以下の項目をクリックすると、それぞれの解説にスクロールします。


1. なぜ起きる?雪国を襲う「凍害(とうがい)」の恐ろしいメカニズム

凍害(とうがい)とは、外壁材の中に染み込んだ水分が、冬の厳しい寒さで凍結(凍る)と融解(溶ける)を繰り返すことで、外壁を内側からボロボロに破壊してしまう現象のことです。

現在の日本の住宅の約8割に使われている「窯業系(ようぎょうけい)サイディング」という外壁材は、主成分がセメントであるため、本来はとても水分を吸収しやすい性質を持っています。新築時や塗装直後は、表面が塗料(塗膜)でコーティングされているため水を弾きますが、経年劣化で塗装の防水性が切れると、雨や雪解け水をスポンジのように吸い込んでしまいます。

❄️ 水が氷になるときに「膨張」するのが原因

水は凍って氷になると、体積が**約9%膨張**します。外壁の内部に溜まった水分が夜間に凍りつくと、膨張した氷が外壁のセメントを内側から凄まじい力で押し広げます。そして日中に気温が上がると溶けて水に戻り、夜になるとまた凍って膨張する……これを数ヶ月にわたって毎日繰り返すことで、サイディングが内側から限界を迎え、ひび割れたり、爆裂(パカッと割れて崩れる)したりしてしまうのです。

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2. ここが危ない!札幌の住宅で凍害が起きやすい「3つの場所」

お家全体が均一に凍害を起こすわけではありません。札幌の戸建て住宅において、特に水や雪の影響を受けやすく、真っ先に凍害が発生する「3大危険エリア」をご紹介します。

  • ① 地面から約1メートルの「お家の下回り」:
    札幌の冬は、家の周りに高い雪山が積み上がります。この雪山に外壁が数ヶ月間も直に接し続けるため、雪解け水をつねに吸い上げ続ける状態になり、最も凍害が多発します。
  • ② サッシ(窓枠)の四隅や、換気口の周辺:
    窓まわりは、結露(けつろ)によって外壁に水滴がつきやすい場所です。また、窓枠の角は揺れなどで小さなひび割れが入りやすいため、そこから水が侵入して凍害を誘発します。
  • ③ ベランダの内壁・傘木(かさぎ)部分:
    ベランダは雪が吹き溜まりやすく、溶けた雪がいつまでも滞留しがちです。特に手すりの真下(傘木)や、床との境目の壁は湿気が抜けにくく、凍害の隠れた名所となっています。

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3. 見逃し厳禁!今すぐ確認すべき凍害の「初期・中期・末期症状」

凍害は、気がついたときには手遅れになっていることが多い病気のようなものです。お家の外壁を見回して、以下のどの段階にあるかチェックしてください。

⚠️ 【初期症状】ひび割れ(クラック)と塗装の浮き

外壁のつなぎ目や窓まわりに細いひび割れが入ったり、塗装の表面が水膨れのようにぷくっと浮き上がっている状態です。まだ壁自体は崩れていませんが、内側で水分が暴れ始めているサインです。

❌ 【中期症状】外壁の表面が「ペリペリ剥がれる・削れる」

サイディングの表面がウロコのようにパサパサになり、手で触るとボロつく、または部分的に薄く剥がれ落ちて白っぽいセメントの素地が見えてしまっている状態です。すぐに専門的な部分補修が必要です。

🚨 【末期症状】爆裂(ばくれつ)・外壁が欠けて下地が見える

外壁材が厚みごとゴソッと崩れ落ちてしまい、奥にある防水シートや木造の胴縁(下地)が丸見えになっている状態です。この段階になると、次の台風や大雪の際に、そこから直接雨水が侵入して柱を腐らせる「雨漏り」へ直結します。塗装だけでは絶対に直せません。

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4. プロが教える!凍害から外壁を守るための「正しい補修と対策法」

凍害が起きてしまった場合、札幌の優良業者は単に上から色を塗るようなことはしません。症状の重さに合わせて、以下のような雪国専用の正しいステップで対策を講じます。

🛠️ 対策①:コーキング(目地)の完全な打ち替え

外壁材の隙間を埋めるゴム(コーキング)が切れていると、そこが最大の水の入り口になります。古いコーキングをすべて撤去し、マイナス気温でも柔軟性を失わない高品質な「耐寒性・高耐久シーリング材」へ打ち替えることで、水の侵入路を完全にシャットアウトします。

🛠️ 対策②:パテや専用セメントによる「樹脂補修」

中期段階の削れてしまった部分には、水分を吸わないエポキシ樹脂などの特殊なパテを肉厚に埋め込み、元の壁の形を成形し直します。下地を強固にガチッと固めてから塗装に入ります。

🛠️ 対策③:傷んだ部分だけの「部分張り替え」

末期症状であっても、お家全体の壁が腐っているわけではありません。「雪に接する1階の下回りだけ」「ベランダの壁だけ」など、凍害がひどい場所のサイディングだけを局所的に新品へ張り替え、それ以外の元気な壁は塗装で仕上げることで、費用を大幅に抑えることができます。

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5. 要注意!凍害が出ている壁に「絶対にやってはいけないNG施工」

費用を安く抑えたいからと、知識のない業者に依頼すると、以下のようなNG施工をされて家を早死にさせることになります。

  • ボロボロの壁の上から、そのまま直にペンキを塗る:
    中が水分を含んで脆くなっているのに、ただ見た目をきれいにするためだけに色を塗っても、数ヶ月後の冬に内側の水分が再び凍って膨張し、せっかく塗った高級塗料ごと壁がベリッと一瞬で剥がれ落ちます。お金をドブに捨てるようなものです。
  • 湿気を閉じ込める「弾性塗料(だんせいとりょう)」を使う:
    本州などでひび割れ対策として人気の、ゴムのように伸びる弾性塗料は、札幌の凍害が出ている壁には相性が最悪です。外壁の内部に溜まった湿気(水分)が外に蒸発できなくなり、夏の暑さで中の水蒸気が膨らんで、お家全体の塗装が水膨れだらけになってしまいます。雪国には「透湿性(とうしつせい=湿気を外に逃がす機能)」の高い塗料を使うのが絶対ルールです。

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まとめ:手遅れになる前に!地元の自社施工店による徹底診断を

札幌の厳しい寒さが引き起こす外壁の「凍害(とうがい)」のポイントをまとめます。

  • 外壁に染み込んだ水分が、冬に凍って膨張することで内側から壁を破壊する
  • 積雪に接する「家の下回り」や「窓まわり」が一番狙われやすい
  • 表面のハガレや爆裂を放置すると、家の柱を腐らせる重大な雨漏りに繋がる
  • 雪国では、下地補修の手を抜いた塗装や、湿気を閉じ込める塗料の選定は絶対にNG

凍害を防ぐ最大の裏ワザは、**「表面の防水性能(塗膜)が完全に切れる前、壁が水を吸い始める前に塗り替える」**ことです。すでに壁がポロポロと崩れ始めている場合でも、早期発見であれば部分的な補修や部分張り替えで十分に安く直せます。

「このひび割れ、もしかして凍害?」と少しでも不安になったら、次の冬が来て被害がさらに拡大してしまう前に、札幌の気候とサイディングの特性を熟知した地元の信頼できる塗装専門店に、無料の住宅診断を依頼してみてくださいね。

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